変態
夏の暑い盛り、オタマジャクシはようやく変態する。
ヒキガエルのように一斉に動くということはなく、てんでんバラバラに動く。しばらく水辺などでぼーっとしているが、そのうちに四散する。

手足が生え、これから上陸準備をしようというヤマアカガエルのオタマジャクシ

変態直後のヤマアカガエル。まだ尻尾が残っている

尻尾が取れてきたが、まだ身体が濡れている
完全に変態して上陸したヤマアカガエル。この頃がいちばん可愛い顔をしている
鳴き声
普段はカラカラっという乾いた声で鳴く。パーカッション楽器のギロの音色に似ている。
繁殖のときは、もう少し色気のある甲高い声で、おしゃべりをしているような声にもなる。
性格
ヤマアカガエルは力強く生きている。長いオタマジャクシの時間をじっくりと生き抜き、カエルになってからも「普通に」サバイバルライフを続ける。
アマガエルのように窓ガラスに張り付いて灯りに群がる虫を狙うような積極性はないが、モリアオガエルのように森の樹上で暮らすほどストイックでもない。普通にそのへんで暮らし、普通に死んでいく、普通のカエルという印象を受ける。
実は、アカガエル類は「もっともあたりまえのカエル」で、現在の属名・種名による分類法で、最初にカエルに与えられた種名がヨーロッパアカガエルだったそうだ。トノサマガエルやツチガエル、ウシガエルもアカガエル類に分類されている。要するに「カエル界の一般庶民代表」とも言える。